保護司の皆様をはじめとする関係者の皆様方には、日頃より、更生保護活動に御尽力を賜り、深く感謝申し上げます。犯罪や非行のない地域社会の実現に向けて、今年も〝社会を明るくする運動~犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ~〟が県内各地で展開されます。今年で75回目を迎えるこの運動では、犯罪や非行の防止と立ち直り支援への正しい理解を深めるため、毎年様々な広報活動が行われています。県では、強調月間の7月に、再犯防止のシンボルカラーである黄色のライトで県庁本庁舎をライトアップするほか、本運動のポスターの掲示などを行います。また、ゴールデンウィークには、県の庁舎公開に合わせ、ビデオの上映などにより保護司の活動を紹介し、多くの来場者の皆様に関心を持っていただくきっかけになったと感じています。今後も、県ホームページやⅩ(旧ツイッター)も活用しながら、積極的に広報活動を行っていきます。さて、県では、令和6年3月に改定した「神奈川県再犯防止推進計画」に沿って、再犯防止の取組を進めています。改定計画では、過去に罪を犯し、立ち直ろうとしている方へ実施したヒアリングの結果をもとに必要な支援を位置付けているほか、市町村、国機関、民間協力者等とのネットワーク構築、そして、刑務所等を出所した高齢者、障がい者等に対する支援体制の強化を進めていきます。また、県では、令和5年4月に、「神奈川県当事者目線の障害福祉推進条例~ともに生きる社会を目指して~」を施行しました。「当事者の目線に立つ」という考えは、障がい福祉のみならず、あらゆる分野に通ずるものであり、更生保護に携わる皆様におかれては、まさに日々実践しておられることです。誰もが安全に安心して、その人らしい暮らしができる「いのち輝く地域共生社会」の実現に向け、引き続きお力添えを賜りますようお願いいたします。今後とも、県の取組に御理解、御協力いただくとともに、多くの皆様の参加を得て、本運動が実り多きものとなりますよう祈念いたします。神奈川県更生保護令和 7 年 7 月 1 日発行黒黒岩岩祐祐治治神神奈奈川川県県知知事事神神奈奈川川県県推推進進委委員員会会委委員員長長第 242 号(1)第 242 号〝〝社社会会をを明明るるくくすするる運運動動〟〟にに寄寄せせてて
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