かながわ更生保護ネットワーク かながわ更生保護ネットワーク

更生保護法人神奈川県更生保護協会

理事長のごあいさつ

NEW山口信郎新理事長のごあいさつ

このたび、新たに理事長に就任した山口信郎です。
令和6年11月に逝去された前理事長・斎藤文夫先生は、神奈川県議会議員、参議院議員として活躍され、また、観光、港湾、地域振興、国際交流等の幅広い分野で多大な功績を上げられたほか、世界的な浮世絵コレクターとしても知られるなど文化芸術にも造詣が深く、まさに八面六臂の働きをされた、我が神奈川県が産んだ偉人のお一人と拝察します。中でも、更生保護の分野では、本協会の理事長等、数々の役職を務められ、常に神奈川県下の更生保護ネットワークの中心に立たれておりました。不肖私をはじめ、県下の多くの更生保護関係者が、先生のご薫陶を受けて、この活動をこれまで担い得てきたと言っても過言ではありません。崇敬してやまない斎藤先生の後任であるだけに、此度の就任はまことに身の引き締まる思いであります。
関係機関並びに皆様のご指導ご鞭撻を心からお願い申し上げます。
さて、更生保護法人神奈川県更生保護協会は、神奈川県内の更生保護の充実発展を目的として、更生保護事業法に基づき、法務大臣の認可を受けて設立された非営利の民間団体です。更生保護事業法に基づく地域連携・助成事業を担い、保護司、更生保護女性会、BBS会、協力雇用主、更生保護施設等の関係者をはじめ、県内のさまざまな機関・団体の方々と連携して、犯罪や非行が繰り返されることがないように、そしてなによりも新しい被害者を生むことのない、明るい社会づくり・国づくりのための事業を進めております。
我が国の犯罪情勢に目を転じると、近年減少を続けていた刑法犯の認知件数等は、コロナ禍を経て増加傾向に転じ、感染拡大前の令和元年の水準に迫るほか、児童虐待、配偶者暴力、サイバー犯罪、特殊詐欺等の身近で起きる犯罪は検挙件数が増加傾向または高止まりの状態にあり、さらに、若年者による大麻事犯や少年による刑法事犯も増加するなど予断を許さない状況にあります。また、再犯の状況を見ると、検挙人員等に占める再犯者の割合は依然として高水準にあり、出所受刑者の2年以内再入率については、女性において近年高止まりの状態にあるなど、一度罪を犯した人たちの立ち直りの難しさがうかがえる状況が続いています。
このような状況にあって、犯罪や非行の背景にあるとされる望まない孤独や社会的孤立などの“生きづらさ”に寄り添い、人と人とが互いに支え合う地域社会を築いていくことが、更生保護がめざすものです。一人でも多くの県民の皆様のご理解を得ながら、再犯を防止し安全・安心な神奈川県を築くためのこの事業を、前へ前へと進めていきたいと考えております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

更生保護法人 神奈川県更生保護協会
理事長 山口信郎

川崎浮世絵ギャラリー 〜斎藤文夫コレクション〜