神奈川県保護司会連合会
会長あいさつ
神奈川県では、約1,700人の保護司が、県内45の地区(保護区)に配属され、日夜、保護観察や犯罪予防などの活動を行っています。そして、神奈川県保護司会連合会は、保護司法(14条)に基づき、県内45に及ぶ地区の保護司会が集まり、全県的に組織している団体です。
さて、私どもが、ボランティアとしてこの保護司を拝命した動機は様々ですが、多くの仲間たちに共通するのは、「人のため、地域のために何ができるか」を考えてであろうと思います。そして、日々この活動を通して実感するのは、何より自分自身が支えられているということです。
私は、時代が昭和から平成に移った1989年に保護司に委嘱されました。
当時は、荒れる学校、暴走族が社会問題化しており、新米保護司として、少年をはじめ多くの保護観察のケースを担当することからこの活動をスタートしました。
その後、時代の変化と共に、事件の種類や件数も大きく変わっていくなかで、ケースやそのご家族、そして先輩や同僚保護司との多くの出会いがありました。
保護観察を受ける人たちへの指導や支援は、正直、多くの困難を伴います。しかし、共に歩んでいくうちに、それぞれの“生きづらさ”を乗り越え、自身の道を見つけていく彼ら・彼女らの姿に接するとき、この仕事のやり甲斐を覚えます。
「金銭では得ることのできない、大切な経験ができた」―これは、永年にわたり活動した多くの先輩保護司が、保護司を退任する際に異口同音に述べられる感想です。私自身、保護司としてのこれまでの活動を振り返るとき、一つ一つの出会いを通じて、何ものにも代えられない貴重な経験を積むことができたと思います。
今、私ども保護司、更生保護は、様々な課題に直面していますが、このような貴重な感想、意見を大切にしながら、仲間づくりに励み、志を同じくする仲間と心を一にして考え、そして行動していくなら、決してひるむことはない―そのように堅く信じ、日々の活動に邁進しております。
さて、私どもが、ボランティアとしてこの保護司を拝命した動機は様々ですが、多くの仲間たちに共通するのは、「人のため、地域のために何ができるか」を考えてであろうと思います。そして、日々この活動を通して実感するのは、何より自分自身が支えられているということです。
私は、時代が昭和から平成に移った1989年に保護司に委嘱されました。
当時は、荒れる学校、暴走族が社会問題化しており、新米保護司として、少年をはじめ多くの保護観察のケースを担当することからこの活動をスタートしました。
その後、時代の変化と共に、事件の種類や件数も大きく変わっていくなかで、ケースやそのご家族、そして先輩や同僚保護司との多くの出会いがありました。
保護観察を受ける人たちへの指導や支援は、正直、多くの困難を伴います。しかし、共に歩んでいくうちに、それぞれの“生きづらさ”を乗り越え、自身の道を見つけていく彼ら・彼女らの姿に接するとき、この仕事のやり甲斐を覚えます。
「金銭では得ることのできない、大切な経験ができた」―これは、永年にわたり活動した多くの先輩保護司が、保護司を退任する際に異口同音に述べられる感想です。私自身、保護司としてのこれまでの活動を振り返るとき、一つ一つの出会いを通じて、何ものにも代えられない貴重な経験を積むことができたと思います。
今、私ども保護司、更生保護は、様々な課題に直面していますが、このような貴重な感想、意見を大切にしながら、仲間づくりに励み、志を同じくする仲間と心を一にして考え、そして行動していくなら、決してひるむことはない―そのように堅く信じ、日々の活動に邁進しております。
むすびに、私ども保護司が行う更生保護の活動は、県民の方々のご理解とご協力がなくては、行うことができません。多くの方々に支えられてこの活動を行えることに感謝申し上げますとともに、お一人でも多くの方がこの活動の輪に加わっていただけますことを、お願いしたいと思います。
神奈川県保護司会連合会
会長 栁川 義信